【最終回】内視鏡検査お嬢様

寝坊しましたわ!!

 

わたくしとしたことが、知らぬ間に眠りに落ちてしまってて気が付いたら木曜日でしたわ…。

気を取り直してご機嫌麗しゅう。

検査に関しては、問題なしということで事なきを得ましたわ。

ワンチャン、ブログ書いてる場合じゃねえとアクロバティックに柵越えするまであったのですがそれは回避できましたわ。

わたくしにとって初体験まみれでしたので書きたいことが色々ありますの。

ただ、一つ気掛かりなのが鎮痛剤だか麻酔だかボーッとする薬を入れられたので

記憶が定かでございませんの。

 

初めて点滴をぶっ刺さられところはよく覚えてますわ。

クソ痛かったですわ。

鮮明に覚えてますわ。

しかも下剤投与されて胃腸の中空っぽにするために、点滴カラカラ押しながら複数回トイレで項垂れたのも記憶に新しいですわ。

ただ、検査の最中の記憶がありませんの。

検査台が昇って麻酔を投与されたあたりから病院のベッドに戻るまでの記憶が朧なのですわ。

わたくしの純潔が散らされたかがはっきりしてませんの。

 

いえ、実際は散らされたのでしょうね。

というか管を入れる前に浣腸ですでに半分散ってたのでもう爆発四散してるはずですわ。

それに関してはもういいのです。

大人の階段を登ったわけですわ。

ただ、ほぼ何も食べられていない限界空腹の中で終わったら王将に行きたいと思っていたことは覚えてますの。

そして、それを自分の心の内に秘めた野望だということも覚えていましたの。

なぜ、先生は「このあと王将行くの?」と聞いてきましたの?

 

わたくしの肛門が声を発する術を持たないなら、混濁した意識のなかで深層心理の声が出てしまっていたとしか考えられませんわ。

だとしたらまずいですわ。

本来口にすることを憚っていたもう一人のわたくしの危険で過激な思想が口をついて、いえ。

腸をついて口から出ていてもおかしくありませんわ。

自分が何を言ったかわからないという最も恐れられる状態に、さすがのわたくしも台パン煽り助かりました通信不可避ですわ。

どうしましょう…。

もし、もし検査中に言ってしまっていたら。

「ムニャムニャ覚醒3回は当たり前ですわ。」