前歯は燃えるゴミ

自分の職場がある地域なんですけどね、まあ治安が悪いんですよ。

なんていうかヤンキーが多いとかじゃなくて、シンプルにやべー奴が多い感じでね。

だからゴミとかそこら辺にポイポイ捨ててるし、しょっちゅう酔っ払いが喧嘩してるし。

そんなどうしようもない地域なんですけどね、最近ゴミの分別が厳しくなったんです。

プラゴミをちゃんと分別しないといけなくなったんです。

こんなカスみたいな地域で。

ゴミ箱と道路の分別じゃないですよ。

 

だから今までゴミをゴミ箱に入れてるだけで褒められてたのに、それじゃだめになったわけです。

職場で飲むヨーグルトカップを飲んだら、ストローとストローの袋はプラに、カップは燃えるゴミに入れないといけなくなったんです。

めんどくせえ。

 

いや、分別が大切なのは知ってますよ。

我々が住む、この地球の環境問題に対して、日々胸を痛めているのも事実です。

でもそれとめんどくさいのは別。

そもそも道路をゴミ箱だと勘違いしているカス共がプラゴミを分別するとは到底思えないんですよね。

そもそも「燃えるゴミ」っていう言い方も悪いし。

だいたい燃えるわ。

 

本来は「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」って書き方のはずなんですよ。

「燃えるゴミ」って書いちゃうとカス共が「う〜ん、これは燃えるw」って捨てるわけですからね。

そういう日本語の部分から、外堀から攻めていかないといけない。

隙を与えるとすぐ抜け出すから奴らは。

歯がすきすきの奴、隙が大好きだから。

前歯も守れない奴に、分別を守れるとは思えない。

 

だから、この荒れた町でゴミの分別という難易度G級クエストをがクリアしようというのなら、「燃えるゴミ」じゃなくて「燃やすゴミ」に表記を変えるべきです。

そしたら奴らはこう言うでしょうね。

「ニホンゴワカラナイ。」