6歳くらいの女の子とバトった話

今日ね、働いてる店でジュースとポテチとチョコボール買おうとね、レジ並んでたんですよ。

そしたら後ろにね、おつかいか何かで上白糖1個を抱きしめてる6歳くらいの女の子が並んできたんです。

で、レジ台に自分の商品乗せてたんですけどね、流石に身体いっぱいで上白糖持ってるのもしんどいだろうと。

自分の商品寄せて置く場所作ったんです。

そしたらこっちの意図を汲み取ってくれたのか澄まし顔で「ありがと」って言いながら砂糖を台に乗せるわけですよ。

そこで終わってれば優しい世界だったんです。

 

女の子が砂糖に手を置いて「これ私のだからね!」って睨み利かせてくるわけですよ。

 

お?やるか?と。宣戦布告ですかと。

だからこっちも「これは俺のやからな!」ってジュースとお菓子を手で覆う反撃に出たんです。

そしたら「ずるいよ!私の家ジュース禁止だもん!」って言いおるわけですよ。

ずるいてなんやねんと。

我が稼いだ金で我が欲しいもん買うて何が悪いんやと。

でもこちとら大人なんでね。そこは冷静にね。

「ごめんな、俺大人やから。」

 

これは勝ったと。あとは余裕の表情で会計を待つのみやと。

 

ちなみにこのレジ、商品のスキャンは店員が行って、会計のみを客自身が行うセミセルフレジというものでね。

自分は「会計機1番のほうでお支払いお願いします」って進められたわけです。

当然、後ろの女の子は2番会計機に進められるわけですよ。

「え〜、私1番じゃないの〜」

 

まだやるかと。ラウンド2を望むかと。

挙げ句、俺に向かって会計機代わってくれとか言い出すんですよ。

いや、会計のデータ飛んだあとやねんから代えられへんと。

それともなにか?君の小さな右手に握りしめた砂糖1個分の小銭で俺の夜食セットを買ってくれるのかと。

しかも俺が支払を済ませたあとの1号会計機に小銭を入れようとするわけですよ。

 

いやいやいや、待てと。

さすがにそれはエラー吐いてややこしいからやめてくれと。

大人の以前に店員としての自分が、もう一人の仕事としての自分が現れてね。

 

ごめんなと。

もう代えられへんのやと。

仕事モードで対応してたのにね。

「う〜〜!もういい!どいて!」って僕を押しのけて2号会計機で会計済ましていきおったんです。

 

さすがの仏のマスオもこの行動には思うところあってね。

いや、ほんま…。

 

君、ちっちゃいのにしっかりしてるな。