閉まってるときに限って行きたくなる現象
緊急事態宣言が出ましてね。
カラオケやらゲーセンやらが軒並み閉まってるわけなんですけれどもね。
なんなんですかね。
こういうときに限って行きたくなるよね。
普段そこまでなんですけど、なんで閉まったり手に入れられなくなったりしてから欲求がわいてくるのか不思議で仕方ないんですよ。
宣言出てから無性にガンダムしたくなったり、愛のバクダン歌いたくなったりするのはなんでなんですかね。
イベントとかでも大した理由もなく行かなくて、いざ終わったらやっときゃよかったって思うこともあるんですよ。
失って初めてわかるとかよく言うじゃないですか。
それをわかってて同じ過ちを繰り返してしまうのはなぜなんだろうかと。
それは過ちじゃないからなんですよ。
いざ行ったら「あ、こんなもんか」ってなるって知ってるからなんですよ。
行こうと思えばいつでも行けるゲーセンが閉まってしまったときって、自分の中でそこの価値が上がるんですよね。
普段でもモチベーションが上がったり、暇になったりしたときにゲーセンの価値は上がるんですけど、閉まってるときになぜか暴騰するんですよ。
「普通ではない」ということを「意識してしまう」ので、心のどかこに引っかかってしまって、注意や興味が発生してしまうのが原因なのかもしれないですけど。
ただ、それによって勝手に期待値もあがっちゃうわけなんですよ。
ゲーセンが閉まる→行きたくなる→モチベ上がる→うまい人の動画見る→行きたくなる…
みたいなスパイラルにはまって、虚無のループで熱量だけが上がっていくわけなんですよね。
宣言終わるころにはアチアチの自分がポテト出来立ての音でゲーセンに入店するわけですよ。
ただ、ここで問題なのは
ゲーム自体は何も変わってないってことなんですよね。
勝手にアッチアチになった指に普段と変わらない筐体が耐えられないんですよ。
しかもうまい人の動画を見たあとって、うまく動かせると思い込んでるわけなんですよね。
理想と現実のギャップ、そして勝手に熱された期待値。
それに長い睡眠から目覚めた寝起きの筐体が耐えられるわけがないんですよ。
で、「あ、こんなもんか」が発生するわけなんですよね。
サウナのあとの水風呂みたいなもんですよ。
このように不自然に自分の中で大きな需要が発生し、価値や期待値が暴騰してしまい、いざ供給されたときに「あ、こんなもんか」となる現象。
これを『急速冷凍現象』と呼びます。
これテストに出ますからね。知らんけど。