聴衆を芋だと思える奴はサイコパス

最近、仕事でやってたことを上司さんが気に入ってくれたみたいでね。

それは非常にありがたいことなんですけど。

どんな取り組みを行ったかプレゼンしてくれみたいなことになりまして。

いや、プレゼンというか紹介みたいな感じなんですよ。

要はこんなことをやってる社員もおるから他もがんばれよみたいな動機付けとえらいさんへの売名行為っていう目的なんでしょうけどね。

しゃべるのはまあいいんです。

問題は400人くらいの前でってことなんです。

 

最初に電話で「できる?」って聞かれたとき正直に「わかんないです」って言っちゃいましたからね。

いや、やりますよ。やるんですけど。

なんていうか想像がつかないんですよ。

芋だと思えばいいんだよって言われても、わかんないですからね。

400個の芋の前で話したことなんてないんでね。

しかもめっちゃ偉い芋もいますからね。

最初に芋療法唱えたの誰だよ。

 

あと自分の欠点というか人前で喋るとけっこうアガっちゃうタイプなんですよ。

さすがに多少慣れでましにはなったし、割とコントロールできるようになったんですけどね。

一番怖いのは

言っちゃいけないことを言ってしまう病なんです。

 

基本的に話す基準が「面白いかどうか」に依存してるので、冗談を挟みたくなっちゃうんですよね。耐えられなくなっちゃうんですよね。

塾講師のときはそのスタイルでよかったんですよ。実はけっこう人気あったんですよ?

ただビジネスだとそうはいかないじゃないですか。

たまに軽い冗談を挟む人いますけどなんていうかあれってビジネスジョークじゃないですか。

ビジネス上、超えちゃいけないラインは越えずに笑いをとるってすごい高等テクニックでできる人尊敬するんですけどね。

いかんせん、そのラインがわかんないんでね。

たぶんガチガチにしゃべること決めておいて、そこからはみ出さないように心がけないとやらかしちゃいそうですごい怖いんですよ。

会社がうやむやにしてるグレーな部分を茶化したりしたくなっちゃうんでね。

有給休暇とか。

 

居酒屋で笑いのネタにするような話を突然持ってきそうなので手綱と首輪と手錠をしないと大変なことになるなと。

偉い芋が襲い掛かってくるんでね。

そういうことしたらすぐつぶされますから。 

マッシュポテトにされますから。

今になって昔友人かた言われた言葉の意味がわかったよね。

「お前に結婚式のスピーチは任せない。」