さよならの凱旋
プリンのプリン感ってすごいよな。
コロナ全盛に入る少し前まで、たまにスロット行くことがあったんです。
そのときによく打ってたのが神々の凱旋っていう、遊戯の意味をはき違えたイカレれた高射幸機なんですけれどもね。
パチスロがお上のほうから、
「お前らそんなギャンブル中毒増やして日本滅ぼす気か。」
ってな感じで、一定の条件を満たさないと販売させないですよっていう規制を厳しくしたんですよ。
そこの規制に当然イカれた高射幸機も入ってて、11月でさよならするという話でね。
真面目にそのイカレポンチに稼がせてもらってたので、まあ負けてもいいやって感じで先日お別れのあいさつをしてきたんですよ。
まあ、お金くれたんですけど。
「ようきたなあ。」って親戚のおっさんの感覚で3万くらいくれたんですけどね。
今回言いたいのは面白くもないギャンブル小勝ち話じゃあないんです。
客減りすぎ。
今、たばこも分煙になってましてね。駅の端にあるような見世物みたいな小さい箱に喫煙者が詰め込まれる仕様に変わってるんですよ。
騒音とまぶしい光を合図に口におしゃぶり咥えて火をつける光景が、レジについてから財布を出すババア並みによく見られる地獄みたいな環境だったんですけどもね。
そのイメージでイヤホンを耳に突っ込んで、息とめて入店したら祝日なのに人がいないのよね。
隣見るとじじいがビチャビチャにアルコール消毒した手で口元洗ってるしね。
たぶんそれ違うぞ、じじい。
スロットの規制の悲惨さは小耳にははさんでたんですが、百聞は一見にしかずってやつですよ。
パチスロに村を滅ぼされたかのように叩くアンチ共は喜んでいいぞ。
あれは潰れる。
パチンコは残念ながらまだ息は長そうな感じはするんですけどね。
スロットは無理ですね。あれは。
どう考えても採算とれないし、採算取ろうとしたらポケットに札入れて叩いてるほうが期待値高そうなお遊戯会になるしかなさそうです。
デパートみたいなでかい面構えた大手はともかく、消えた蛍光灯のパの字も修理できない弱小店は月極駐車場に変身するときを待つのみです。
というかコロナがまさしく息の根を止めたようなもんですね。
というわけでさよならスロット会は終了です。
家でぷよぷよとガンダムしてるほうが金も時間も有意義だということを、2500回のレバーオンで生じた筋肉痛とともに身に染みて感じました。
少なくとも当時は楽しんでたし、収支も最終トントンくらいにはなったのでそれほどの後悔はありません。
クソお世話になりましたとは言いません。
中指立てて泥でできたタイタニックが沈むのを動物園から眺めてます。