微笑みの爆弾

例えばの話なんですけどね。

都会の人混みで肩がぶつかってひとりぼっちなのと、

果てない草原で風がビュンビュンでひとりぼっちの2つがあったとしてね。

泣きたくなる場所はどっちですか?

泣きたくなる方に丸をつけてください。

丸はひとつだけです。

 

ただ、実際これどっちですかって聞かれたらどっちなんだろうかなと。

前者は一人で人混み歩いてて肩がぶつかったわけでしょ?

それで泣きそうになるんですか?

出るのは涙じゃなくて舌打ちでしょう。

 

もしかしたら、この人は普通の肩じゃないのかもしれない。

軽くぶつかられるだけで泣きたくなるほど痛いのか、肩に対して特別ネガティブな問題を抱えているのか。

それがぶつかる度に思い出されて涙腺に響いているのかもしれませんね。

例えば、レフトからショートまで送球が届かないとか。

 

後者は草原で風がビュンビュン吹いてて泣きそうになってるわけです。

ただ、自分としては果てない草原に行ったことないし、台風以外で風がビュンビュン吹いてるのを体感したことがないので何とも言えないんですよね。

ただ、あくまで想像の範囲で原因を考えるなら、まあ…

寒かったんじゃないですかね。

 

いや、きっとこれにも深刻な、ネガティブな問題があったのかもしれない。

草原のような広い場所で風が吹きつけられる度に思い出される悲しい記憶があったのかもしれない。

例えば、広い天然芝で浜風が吹いてきたりとか。

 

どっちもそんな奴おらんやろって思っちゃうんですけどね。

しかも、歌詞の人は両方に丸をつけちゃってるわけですから。

両方当てはまってる人物なわけですよ。

レフトからショートまで送球が届かなくて、ネガティブな気持ちで天然芝で浜風を浴びる人物…。

うーん、誰やろなあ。