我、パワプロに散る
6月の下旬にパワプロのSwitch版が出るって話がありましてね。
それを知ったのが3週間ほど前でしたかね。
基本マイライフでオフライン引きこもりマンだったんですけどね。
去年、NPBがeスポーツに参画するってことでオンライン対戦のほうに力入れ出してたんですよ。
それをきっかけにちょいちょいオンライン対戦をやってたわけです。
ただ、オンライン環境って言うんですかね。
マッチングやら同期ズレやらそういう部分。
そういう部分がオブラートに包んでも
まあ、うんちだったんです。
まずマッチングですけどね。
どういう計算かわからないんですけど一応レートがあるんですよ。
で、そのレートやら勝ち数とかを加味してG〜Sのランクが出るんです。
で、もうAやSランクとか大体ランカーなんですよ。
いわばガチ勢の中のガチ勢。
そんな猛者がルーキーを待ち構えます。
レートとは一体何だったのか。
オフラインのぬるま湯で楽しんでいたルーキーをオンラインの獣たちが確実に殺していきます。
このマッチング環境の原因となっていると思われるのが同時接続人数。
ゴールデンタイムの調子いいときでおよそ150人。
ストレスなくマッチングさせるためにしかたなくランク差のある相手と対戦させているのでしょうか。
しかし、その理不尽がルーキーの心を折り、さらに競技人口を減らしていく負のループに陥らせているのではないかとも思うんです。
そんな中でSwitch版が発売するというニュースが流れます。
これはチャンスだと。
Switch版の競技人口。
有名実況者のパワプロ放送と大会での活躍。
NPBのeスポーツへの力の入れ方。
ここだろうと。
PS4版で沸湯を飲まされた自分がスタートダッシュをかけるならここしかない。
そう思って発売までの2週間。
毎日のようにパワプロのオンライン対戦で血反吐を吐きながら戦ってきました。
階級差のある相手。
同期ズレによる操作ミス。
そんな理不尽もSwitch版が出るまでの辛抱だ。
そう自分に言い聞かせて生きてきた2週間。
そして、6月27日。
満を持してSwitch版パワプロが発売。
今まで溜めたストレスをエンジンに、スタートダッシュを決めようとしました。
マッチングシステムがなかった。
レートも大会もランキングもなにもなかった。
あるのは3つのロビーとたくさんの空っぽの部屋。
そして同時接続数2人の文字。
俺はそっとPS4を起動した。