魁!ボヘミアンラプソディ
先週の木曜日に、とうとうやってきましたよ。
この重い腰を上げて、しっかりとこの眼に刻んできました。
ボヘッてきました。
「ボヘミアンラプソディ」っていうQueenの自伝的な映画なんですけどね。
大まかに言うと2018年に、特典商法なしで最も観られた映画なわけです。
でもそんなことは些細なことでね。
興行収入だとかなんだとか色々と言われてますけど、一番すごいことがあって。
俺を映画館に連れて行ったことなんです。
家で映画を観るわけでもないこの俺を、
この出不精を映画館に連れて行ったこの事実。
これこそがこの映画がすごいことの証明なんですよ。
自分が生きてきた26年間で映画館に行った回数は両手の指が余る程度なわけですよ。
最後に観に行ったのは、まあギャラクティカなんとかっていううんち漏れるくらい面白くない映画だったんですけどね。
ボヘミアンは面白かった。
なにが面白いっていうと映画っていうよりかは、超豪華なライブDVDを観てる感じでね。
テンション上がらんわけがないんですよ。
しかもぶっちゃけQueenって生まれる前のバンドなんです。
知らなくてもおかしくないバンドなんです。
でも知ってる。
「Queen」というバンド名も「フレディ」も、あの風貌も知ってる。
しかもなぜか劇中に流れる曲も大体知ってる。
なぜか聞いたことあるんですよ。
しかも1、2曲じゃなくて、大体知ってるってのがすごい。
それをライブの迫力でやってくれるわけでね。
しかも曲の出で立ちとかも拾ってくれてるから普通に聴くのと訳が違うわけです。
そりゃもうテンションダダ上がりですよ。
ただ、ふと思ったことがあってね。
曲はたぶんCMとかで聴いたんだろうと。
でもフレディの姿。あれは一体どこで見たのかと。
映像を見る機会なんてなかったのに。
どこで見たんだろうと。
脳みその中ぐちゃぐちゃに掻き回して記憶を辿った結果見つかりました。
魁クロマティ高校だと。
魁クロマティ高校といえば、知らない人はいないでしょう。
皆さんご存知メカ沢さん、林田、マスクド竹野内などのキャラクターが登場するギャグ漫画なわけなんですけど。
そこに登場するわけですよ。フレディが。
たぶんボヘミアンラプソディの大ヒットの裏には魁クロマティ高校があったはずなんです。
劇場に観に行った99%の人が
「あ!魁クロマティ高校のフレディだ!」
ってなったはずです。
というわけでみなさんはぜひともボヘミアンラプソディを映画館の迫力で観ていただきたい。
そして、魁クロマティ高校の原作を読み直してアニメも観直してほしい。
俺は原作売ったけど。