部屋とヒートテックと私

先週あたりから突如寒くなりましてね。

最高気温がギリ二桁っていうもう冷蔵庫みたいな世界に変わってしまいまして。

しかもこう見えて寒いのが苦手なんです。

低血圧でただでさえ朝のテンション低いのに寒さまで加わるからもう気分は氷点下ですよ。

ほんと「ん」しか言わないからね。

「ん。」「ん?」「ん〜…」の3枚のカードだけでコミュニケーションとってますから。

あたしンちの父より言葉発さないですから。

情熱も赤い薔薇もないですから。

 

で、急襲してきた寒波から逃れるために、防寒装備をタンスから引っ張り出してたんです。

その瞬間、身体に電撃が走りましてね。

ヒートテックよれよれやんけ。

 

あれって洗う度にパワーが弱っていくんですよ。

防寒力が洗濯機の遠心力で吹き飛ばされていくからなのか知らないですけどね。

いや、もうお前何を守れるんだよってくらいヨレヨレだったんですよ。

どこが腕出すとこなんか首出すとこなんかわからん。

なんなら上下すらも怪しいくらいヨレヨレだったんです。

このままじゃいかんと。

平成とともに凍死という最期を迎えてしまうと。

震える身体を抑えながらホワイトブレスを口ずさみ、チャリでユニクロに向かったわけです。

他の商品には目もくれず、ヒートテック売り場に直行。

とりあえずタートルネックのLを2つ手にとってパッと横を見るとタイツがあったわけですよ。

ついでに買っとくかとそいつも2つ。

合計4つのヒートテックを抱えて直帰して、直すためにタンス開けました。

タイツ3つ持ってるやんけ。

 

まさかのタイツ5こ持ちですよ。

しかもタイツヨレヨレじゃないんですよ。

シャキッとしてる。

3つ揃ってわわわわ〜ってコーラスしてる。

もう平日日替わりしても足りますからね。

あと2つ集めたら願いかないますからね。

 

でも後悔はしてないんです。

というのも我が家では不思議な現象が起きるんです。

黒の靴下、ヒートテック類はいつの間にか数が減っていくんですよ。

気のせいとかじゃなくて棚卸ししたら計算在庫と合わなくなるんですよ。

で、その度に探偵雇って行方を追っていくんですけどね。

だいたい父親がパクってる。