衰えとレイザーラモン住谷

年齢を重ねていくとともに認めたくなくても衰えっていうのは現実を突きつけてくるわけです。

特に今までは問題なかった程度の運動でも、筋肉痛に苛まれたりすることが増えてきたわけです。

しかも筋肉痛って目に見えない「衰え」を痛みという感覚で身に直接訴えてくるわけでね。

大した運動でもないのに筋肉痛になるとその度に若干のショックを受けるわけです。

この程度で痛むのか。

まさかこんなに痛むとは。

そのショックっていうのは覚悟のない運動後であればあるほど大きくなるわけです。

筋肉痛になるわけないってタカをくくった後の筋肉痛ほどギャップのナイフが心を突き刺すわけです。

そして私は今、そのギャップのナイフに乱れ突きをもらって絶賛傷心中なんですよね。

いや、ほんとうにここまでかと。

衰えはここまできたかと。

性行為で内もも筋肉痛になった。

 

セックスはスポーツだとはよく言ったもんですよ。

ばっちりスポーツだったからね。

なんぼ1ヶ月ぶりっていっても程度があるじゃないですか。

筋肉痛にもレベルってもんがあるじゃないですか。

今、俺走れないからね。

 

いや確かに前兆はあったんですよ。

立ち上がった時にももに違和感は感じたんです。

体育館でフリスビーと走り回った、あのときの感覚と似通っていると。

でも認めたくなかったんですよね。

いや、まさかなと。

あえて体を動かすスポーツじゃないですからね。

本能に刻まれてる動きだから。

人体の設計にあらかじめ組み込まれてる動きだから。

それでまさかなるわけないと。

朝起きたらもう痛かった。

 

立たずともわかりましたよ。

あ、これフリスビー追っかけてたときと同じやつだって。

もう泣きながら仕事行ったよね。

不甲斐ない脚で満員電車に揺られたよね。

で、思ったよね。

シミケンってすげえんだなって。

何事でもプロっていうのはやっぱかっけえんだなと。

一芸に秀でてるってのはすげえんだなと。

そう考えるとレイザーラモンもすげえなって。

腰振り速すぎてゆっくりに見えるくらいですからね。

車のホイールと同じ現象ですからね。

 

セェイセイセイセイ!オゥケー!

からだの衰えフォーーーーーーーーッ!!!